フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
「なみえ焼きそば交流会」in 酒田
8月24日(土)、震災をきっかけに庄内地方へ来られた方を対象とした「なみえ焼きそば交流会」が、酒田市の港南コミュニティ防災センターで開催されました。主催は、酒田市社会福祉協議会です。浪江町との共催で浪江復興支援員も参加しました。
 交流会が開催されるきっかけは、浪江町から避難されている女性が、「地元の懐かしい味を食べたい」と社会福祉協議会の相談員に話したことでした。
 庄内で初めて開かれた交流会には、福島県や宮城県石巻市から避難されている方など、幅広い世代の人達が20名以上参加。福島県双葉郡浪江町の名物「なみえ焼きそば」作りをおこない、みんなでワイワイと班に分かれての活動の中では、家族で協力し合って作るほほえましい場面も見られました。「麺が太くてびっくり」「自分で作るよりおいしいし、とっても懐かしい味がする」など、初めて食べる人、ふるさとの味を思い出す人など、さまざまな思いと笑顔があふれる時間となりました。
 交流会では、健康診断や支援についての情報交換や、慣れない雪国での暮らし、地域の人たちとの関わりで感じている事などの話で盛り上がっていました。
 「みなさんが情報を共有し、コミュニティの輪を広げられる交流会は、やっぱり必要です」と支援員さん。今後も、多様な世代の人たちが参加できるような工夫をし、顔と顔が見える繋がりを大切にした交流会を開催していくそうです。(石山)