私は、３年ほど前から、時間を見つけてジョギングをしている。始めた当初は、はっきり言って「三日坊主」で終わりそうであった。走れば息が上がるし、筋力不足で膝は痛くなるし・・・。
しかし、今日まで続けてこられたのはなぜか。それは、市民マラソン大会に参加したからだと思う。若い人も年配の方も、足が速い人も遅い方も、それぞれの力に応じて汗を流し、そして開催地の特産品や温泉など、地域の様々な宝に遭遇する、そういう居心地の良さを感じたからだと思う。
私は、福島県や宮城県で開催される大会に好んで参加してきた。南相馬市、相馬市、川俣町、伊達市、登米市、加美町など。
しかし、今年は開催中止が相次いだ。私のデビュー戦となった「馬追いの里健康マラソン大会」も大会関係者の多くが市外に避難されているために断念したと聞く。関係者の無念さは想像に難くない。いつか大会が再開される日が来ることを信じて、今、自分ができることを粛々と果たしていきたい。
（Ｎ・Ｋ）