3月3日(日)に山形市立図書館主催の市民講座「いのちがまんなか 震災を語り伝える若者たち」が開催されました。講師には宮城県のきずなFプロジェクトの皆さんを迎え、約 名の参加者が震災を振り返り、防災の知識を深めました。
きずなFプロジェクトは、平成 年3月に宮城県七ヶ浜町立向洋中学校の当時中学1年生有志 名が結成した団体が母体で、現在、中学生から大学生まで約 名が在籍。全国各地で出前授業を行っています。「F」はふるさと、復興、フューチャー(未来)の頭文字です。
顧問の瀬成田先生は、生徒達が語り部になるまでの心の変化を語る中で、「悲しみの共有が語る第一歩」と伝えました。その後、震災で肉親を失った双子姉妹の実体験をもとに作成した紙芝居「みゆうとゆうみ」を山形県内初披露。セリフは幼稚園版、小学校版があり、子供達が理解しやすいよう表現され、ワークショップ「非常用持ち出し袋の中身を考えよう」ではお子さんも楽しんで参加する様子が見られました。
講座の途中「話を聞いてつらくなったら、我慢しないで下さい。」と参加者を気遣う場面もあり、メンバーからは「今日の事を周りの方へ伝えて下さい。皆さんが語り部になります。」と伝承への力強いメッセージをいただきました。紙芝居は絵本として市立図書館で貸出しておりますので、是非来館ください。
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