昨年の出生数が前年比4万人以上少ない、726万人となる見通しという発表がありました。これまでの予想を上回るスピードで少子高齢社会が進んでいます。
先日BIGLOBEが18歳〜25歳の未婚男女500人に実施した「子育てに関するZ世代の意識調査」では、約5割の人が将来子どもを欲しいと思っていないという結果が出ています。理由は、お金の問題が17.7%、お金以外の問題42.1%でした。お金以外の問題は、育てる自信がない52.3%、子供が好きではない45.9%、自由がなくなる 36%となっています。
結婚をする・しない、子どもを持つ・持たないは、個人の選択なので是非を問うものではありません。しかし、このまま少子高齢化が進むと今のままのシステムでは国の存続が難しいことは想像に難くありません。少子化対策として、子育てに関する支援ばかりが注目されがちですが、自分の生活がままならないと、将来や結婚、子どもについて前向きに考えることができません。お金の勉強は、未来の選択肢を増やすために役に立つのです。
ファイナンシャルプランナー/心理カウンセラー 庄司 あきこ
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