「旦那とも相談して、冬前には福島に戻ることになりそうです」
先日、友人から届いたメールに寂しさが襲う。
友人は、7月に母子避難をしてきたものの、福島には新築の家がある。だからいずれは戻らなきゃって言っていた。言っていたけれど・・・『いずれ』がこんなにも早いものか。
友人には来年幼稚園に上がる息子がいる。幼稚園は福島で入れるそうだ。「決して福島は安全な場所ではないけれど、結局戻らなければならないのも福島」
私のようにアパートを引き払ってきた家庭でも家計は大変なのだから、持ち家を持っている家庭の苦労は計り知れない。それ故に、二重生活の避難をいつまで続けられるのか・・・。
子どもが健康に成長してほしい。願いはたったそれだけなのに、現実は悲しくも冷たい。
(米沢市 あやっぺ)