幼子を抱えての避難生活を送る家庭では、仕事探しにご苦労なさっているケースが多いと聞きます。鶴岡市に避難しているご家庭でも、お仕事を探している方は少なくありません。
そんな中、福島市から母子避難している山田千秋さんは、今年5月から手作りの洋服(ママと子ども用)のお店を開業しました。店舗はかまえず、インターネット上にブログを開設し、商品のご案内や商品にまつわるエピソードをご紹介しています。(※「物粒」で検索するかhttp://bututubu.blog.fc2.com/でご覧になれます)
洋服だけでなく、帽子やスタイ、シュシュなどの小物も製作しています。当初は、夜に子どもが寝てから作業を始め、オーダーをこなしてきました。
避難者支援関係のイベントなどでも販売コーナーを設置することができ、イチオシ商品の「移動ポケット(ポケットのないパンツやスカートにつけられる小物入れ)」は好評につき完売しました(写真左)。
今後の避難生活がどうなるかはまだはっきりしませんが、山田さんは「着る人が笑顔になれる洋服を提供していきたい」と願っています。(鶴岡市S)