フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
わくわくのたねの会 そば打ち体験 新そばを楽しもう!

山形市社会福祉協議会ご協力のもと、「ここふく@やまがた」相談支援室主催のそば打ち交流会が、山形市の鈴木製粉所にて10月31日(火)に開催されました。「手打 梅蕎麦」の山川さんと「そば処三百坊」の岡崎さんを講師に迎え、15名の参加がありました。

今回は山形産の新そば「出羽かおり」を使用。そば打ちには「混ぜ」「伸ばし」「切る」の3工程があり、最初の「混ぜ」は、水分量が蕎麦の良し悪しを決める大事な工程となります。気温、湿度、蕎麦の種類など様々な条件に合わせて調節し、見極めが難しい作業です。次の「伸ばし」では、力を入れ過ぎると生地に皺ができたり、厚さが不均等だったりと、皆さん苦戦の様子。好みの厚さに伸ばしたら、いよいよ最後の「切る」工程です。大きなそば包丁でテンポよく切るのがコツ。ためらってしまうと蕎麦が潰れたり、太さがバラバラになったりと、なんとも味わい深いお蕎麦に。完成後はお楽しみの会食です。先生が打ったお蕎麦は美しい細麺で口に入れた瞬間ふわっとした触感と甘みが感じられ、違いは歴然。それでも、太さは様々ですが自分で打った蕎麦もコシがあり、とても美味しく大満足でした。会食が楽しみで朝ご飯を抜いてきた方もおられ、皆さん新そばの味と香りを堪能した交流会となりました。

また、山川さんより「幻の天保そば」の紹介がありました。この蕎麦は160年前の蕎麦の実で、平成11年に福島県大熊町の旧家の屋根裏で発見され、山形で唯一発芽に成功し、大切に栽培されています。来年の6月頃に味わえるそうなので、機会があればご賞味ください。

お問合せ

生活再建支援拠点ここふく@やまがた相談支援室

(NPO法人山形の公益活動を応援する会・アミル内)

山形市双葉町2-4-38 双葉中央ビル3階

TEL:023-674-0606

E-mail:soudan@amill.org