「ハマカル」とは、「ハマカルチャー」の略で、原発事故により避難対象地域となった福島県浜通り地域を対象に、経済産業省が2022年より始めた文化芸術を通じて新たな魅力の掘り起こしや、地域交流をまちづくりに活かす取り組みです。今回は、山形国際ドキュメンタリー映画祭で 10月7日(土)に「つながる東北」をテーマにトークイベントと野外上映がおこなわれました。
トークでは震災当初から芸術を通じて支援をされてきた方々をゲストに、それぞれの活動の中で目の当たりにした厳しい現状や、地域の声が語られました。そして「プロジェクトでは映画をはじめとする芸術を通して、各地に「つながりの源泉」をつくり、離れてしまったコミニュティを繋げていきたい。また、訪れる人は現地をゆっくり歩いて、新たな発見や住民の皆さんとの交流をきっかけに繋がっていってほしい。」と話され、今後の取り組みが期待されます。
野外上映では、いわき市の復興公営住宅を舞台に、思い出の音楽を通じて住民の繋がりを支援する活動を記録した「ラジオ下神白」が上映され、終了後は大きな拍手がわき起こり、多くの観客が改めて被災地に思いを寄せていました。