「想像力を働かせる」 自分のことばかり見ていると、他者の心を置いてきぼりにしてしまう。 自分の辛さに浸っていると、想像力が欠如して、知らぬ間に、誰かを傷つけてしまうことがある。
想像力の欠如は、思いやりの欠如だ。その言葉を伝える相手が、 どんな悲しみや痛みを抱えてきたのか、どんな人生を歩んできたのか、 少しでも思いを馳せることが出来たなら、使う言葉は、 優しさと愛に根付いた言の葉にかわるだろう。
どんな人だって、優しくされたら嬉しいし、怒鳴られたり、意地悪されたら、心が痛む。
自分がされたら嫌なことはしない。そんな当たり前でシンプルなことさえ、 出来なくなっている大人が多いからこそ、もう一度、想像力を働かせてみよう。 誰もが幸せになれる物語を描くために。
わたし自身が輝く笑顔で生きていく物語を始めるために
すべての人に、尊い命が等しくあることを、決して忘れることのなきように…
香術師範・カウンセラー 志村 友理