フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
旬なお野菜&くだもの通信

刈屋梨

今回は、刈屋梨をご紹介します。

刈屋梨は、酒田市豊川地区で、明治時代からつくられてきた和梨です。

年間を通して適度な気温と雨量、日射量と気候にも恵まれ、梨栽培には最適の環境とされており、豊かな大地と鳥海山の清流が、おいしい刈屋梨を育ててきました。

品種はいくつかあり、幸水梨はやわらかな口当たりで、多汁で酸味が少なくて、甘く、年齢問わず人気です。例年ですと9月後半から10月初めにかけては、幸水梨より肉質がしまっていて日持ちも良く、甘さと酸味のバランスが良く人気の豊水梨が旬を迎えます。2023年は天候の影響で早まっており、9月初めから入荷が始まっています。

10月上旬からは、南水やほどよい甘さと食感が人気の、あきづきなども楽しめます。

「和梨」の見分け方、選ぶポイント
  • 軸が太くて色が全体にまわっているもの
  • ふっくらとした形で果皮に張りがあり、ずっしりと重みがあるもの
  • 和梨は完熟すると果皮のザラザラが減るので、あまりザラザラしていないもの
  • キズがついていないもの
  • 和梨は西洋梨と違って追熟しないので、鮮度がよいうちに食べましょう!

野菜ソムリエ上級プロ・食育指導士 山口 美香