8月1日(火)~3日(木)に米沢市の春日山林泉寺にて、こども育成支援置賜学舎主催の寺子屋が4年ぶりに開催されました。置賜学舎では、平成26年から子どもたちへの学習支援に加え、昔遊びや茶道、書道などの文化に触れてもらう活動に取り組んできました。
午前中は学生ボランティアと一緒に夏休みの宿題をし、お昼はお弁当の他に枝豆やトマト、茄子の煮びたしに山形名物の「だし」が並び、夏野菜いっぱいの豪華な食事となりました。育ち盛りの子供たちは別腹でスイカとメロンもペロリ。
午後は本堂で「二人箏」の杉浦充氏(生田流)と五十川真子氏(山田流)による邦楽のミニコンサートが開催されました。外では沢山のセミが鳴いていましたが、不思議とお箏の音色とあいまって、今だけしか聴くことのできない素晴らしい夏の演奏会となりました。中には身を乗り出して聴き入るお子さんの姿も見られ、演奏後には「どちらの流派が弾きやすい?」「音の出方はどう違うの?」との質問もあり興味津々の様子でした。お筝の体験では「さくらさくら」を練習。初めて弾くとは思えないほどみるみるうちに弾きこなし、子どもの集中力と吸収力は素晴らしいものがありました。短時間の練習でしたが、最後に全員で見事な合奏を披露してくれました。
代表の石井さんは「多くの方々のご支援で再開することができました。震災後に生まれたお子さんがほとんどですが、いろいろな体験を通して学びの愉しさを知ってもらいたいと思っています。これからも継続的に開催してまいります。」と仰っていました。寺子屋は冬休みも開催する予定です。
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こども育成支援置賜学舎
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