山形大学・山形県による
土壌環境放射性物質の共同調査
寄稿 山形大学企画部プロジェクト教員(教授) 櫻井 敬久
福島第一原発事故に伴う県内における放射性物質の沈着状況を早い時期に測定し、基礎データとして記録しておくことは、今後の放射線環境の推移や自然環境の変化を知る上で大事なことです。
そのため、山形大学ではプロジェクトチームを作り、山形県と共同で土壌中の放射性物質の分布状況の調査を平成24年度から2年間の計画で行っています。
調査は県内を5キロメッシュに区切り、地表面からの深さ(0~5センチメートル、5~10センチメートル)の二層の土壌をサンプリングし、測定分析を行っています。山形県が土壌サンプリングを担当し、山形大学と山形県が分担し土壌サンプルの測定分析を行っています。
平成24年度は、134地点の測定が完了し、その分布状況を中間結果として公表しました。調査結果の詳細については、山形県環境エネルギー部水大気環境課ホームページ「平成24年度公共用水域及び土壌環境放射性物質の調査結果について」で見ることができます。
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