フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください

「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがあります。風が吹くと埃が立ち、その埃が目に入って失明してしまうことがある。失明した人は三味線で生計を立てる人が多く、三味線を作るために猫の皮が必要で、猫が減少し、その結果ネズミが増え、ネズミが桶をかじり、桶屋が儲かるという話です。ある事象が、一見するとまったく関係ないようなことに影響を及ぼすという意味合いです。

この考え方は、実は投資の訓練に非常に役に立ちます。一つの出来事があったら、それがどのように社会に影響を及ぼすのか、利益を得る業種は何かを考えるのです。例えば、今年は本当に暑い日が多いですが、その結果利益を得るのはどんな業種でしょう。熱中症防止にペットボトル飲料が売れれば、飲料メーカーだけでなく、ペットボトルを作っている会社も利益が上がります。虫除けグッズも売れ行きが伸びそうです。どんどん派生して考えることができます。子どもへの金銭教育の一つとしてもとてもおすすめです。

ファイナンシャルプランナー/心理カウンセラー 庄司 あきこ

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