田代島は宮城県石巻市から17㎞ほど離れたところにある、周囲が11㎞ほどの小さな島です。島民よりも猫の方が多く、「ネコの島」として全国の愛猫家に知られています。島の猫は「大漁の守り神」として大事にされており、震災で島全体が大きな被害を受けましたが、数匹の猫が生き延び、全国のファンから様々な支援が寄せられたそうです。
今回は6月某日に猫好きなスタッフが現地を訪れた様子をレポートします。
田代島までは石巻からフェリーで50分ほど。乗り場は2つありますが、自家用車の方は無料駐車場がある門脇港が便利です。下船場所の仁斗田港に着くと、早速猫ちゃんがお出迎え。凛としつつも人懐こく、すり寄って来る猫も多く、ここに居るのは野良猫ではなく「島の猫」だと実感。道中、様々な猫達と出会いましたが、どの猫も穏やかで幸せそうな表情が印象的でした。
今回気付いたアドバイスとして、島内はゆっくり散策すると3〜4時間、多少の山道や坂道もあるので、ウォーキングの装備を忘れずに。島内には「猫神社」や「島の駅」など見学スポットが数か所ある他、至る所で可愛い猫達と戯れることができます。島内には食堂やカフェが2〜3軒ありますが、商店や自販機もないため食料と飲料は持参した方が無難です。また、案内地図や看板などはあまり詳しくないため、焦って全部を回らずに、気に入った場所で気に入った猫とじっくり戯れるのがおススメです。
また、島内では「猫のエサやり禁止」「ゴミの持ち帰り」「他人の敷地への立ち入り禁止」など、いくつかルールがありますので、訪れる際にはご注意くださいね。