ALL FOR ONE PROJECTでは、東松島市矢本にある「グリーンタウン矢本仮設住宅」にて、6月から炊き出しを皮切りにカフェを開設し、仮設住民のコミュニティー創生を中心に携わっている。
抽選で入居した仮設住宅では、震災前に住んでいた近所付き合いとは違い、隣の家に住んでいる人もわからないという状態だった。まずは皆さんに仮設住宅の集会所などに出向いていただき、顔を合わせ、その間に我々が入って住民同士のコミュニティーを取っていけるようにお手伝いを始めた。
今では、仮設集会所内に職員を派遣し、雇用を生み出すところまで発展した。
間もなく冬を迎えようとしている。東北の厳しい冬が訪れるのだ。仮設住宅玄関の風除室改良が必要な状態で懸念していたが、「市の方でやってくれることになったよ」という電話があり、一安心している。
(榎森)