フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください

春四月。暖かな陽気とともに訪れる心身の不調。そんなお悩みを抱える人が増えています。 東洋医学の考え方では、春は、冬の冷えで影響を受けた腎系の弱りから巡りが悪くなり、 エネルギー(気)を回せない状態に陥りやすく、 さらには、デトックス(解毒)期で頑張っている肝が、 お隣にある脾(消化器系)から血を奪ってしまう形となり、 脾が弱ってしまうというのです。(気血虚)そうなると、体調不良だけでなくメンタルの不調も 起こしやすくなります。 そんな季節にぴったりのおすすめの食材が「ナツメ」。 ナツメには、冷えやむくみをとる作用、アンチエイジング効果、貧血予防などの他、 ストレス軽減、精神安定作用となるパントテン酸やオレイン酸アミド等が含まれ、気分障害や 睡眠導入を促す効果があるといわれます。 ドライナツメを一日に3個食べ続けると良いそうですよ。 また、気分が優れない時は天然の香りを暮らしの中に。リラックス効果が高まります。

香術師範・カウンセラー 志村 友理