「自分以外の人はすべて先生。そう思っていれば間違いないよ。」96歳の男性が語っていた。
常に、感謝の言葉が表に顕れる人の周りは、優しい空気が漂っている。
それぞれ違う人間だからこそ、別の価値観、考えがある。
批判や非難をするのは簡単だけれど、そこに留まれば、自分の成長はそこ止まり。
違う意見の発言は、何を思ってのことなのか、静かな心で聴いてみよう。
なかなかに辛い世の中だ。みんな、なんとか踏ん張って、今を生きている。
どの立場に生きる人も、その人にしかわかり得ない苦しみを抱えている。
笑顔溢れるあの人も、心の奥には深い傷を負っているかもしれないよ。
そんな世界に生きている者同士、「おつかれさま」「ありがとう」を素直に伝え合えたらいい。
みんなが互いに労わり合えたなら、世界は少し変わるかもしれない。
大切なものを失う痛みは、もう充分に知っているはずだから、
大切なものを守る「優しい勇気」を持ち続けていきたいね。
カウンセラー・スピリチュアルケアアドバイザー 志村 友理