フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
 3月末に1年7ヵ月間の避難生活を終え、福島に戻りました。
 今から2年前の8月、二本松市を離れ、見知らぬ土地山形で、母子避難生活の始まり。「子どもを守るため!」と必死に過ごしていた日々は長くもあり、短い歳月でもありました。
 ご縁があり、りとる福島事務局の勤務とうぇるかむ編集の仕事に就き、貴重な経験ができた事にとても感謝しております。
 私は避難当初から強く思うことがありました。「人生に意味のないことはない。きっと意味がある」と。
 新しい出会いがあり、繋がりができました。そして一番心に残っている事は、引っ越しの前日。娘の小学校の友だちとお母さんがお別れの挨拶を言いに来てくれて、「地震が起きなかったら出会えなかったね…出会えて良かった」とお母さんはおしゃってくれました。
 人と人との出会いが支えとなり、その出会いにも意味があることを知りました。
 これからは、身近に放射能問題と向き合いながらの生活です。子ども達の笑顔を守るために、私達大人が声をあげ行動していきたいと思っています。