山形県大石田町に住む海藤平太さんは、幼児向けの木製ままごとキッチンを手作りし避難されている方が集まる常設サロンなどに寄贈しています。
きっかけは、昨年の春、寒河江市に避難されている方の案内で仲間5人と南相馬市を訪れ、各地を見て回ったことでした。自然豊かで素晴らしい所なのが印象的だったそうです。
仮設住宅団地を案内され、お母さん、お父さんともお話をしました。
海藤さんは、「俺らにできることはない。除染の仕方も判らない。何もできない。」
木工を作るのが好きな自分にできることは、冬の間に木製のままごとキッチンを作り、避難されている子どもたちに喜んでもらうことでした。
寄贈先では、幼児たちがままごとキッチンを取り囲み、声を張り上げながら、オーブンの扉を開け鍋を出し入れしたり、水道蛇口を回したりしながら大はしゃぎで遊んでいます。