天童市将棋資料館は将棋のまち天童のシンボルとして1992年にオープンしました。天童市の駒づくりは、江戸時代末期に天童織田藩の藩士の内職に始まったとされ、その後、昭和初期の戦時中に戦地への「慰問品」としての駒作りが盛んになりました。今では天童市の将棋駒生産量は、国内の将棋駒生産量の多くを占めています。
館内には、材料や書体も異なる様々な将棋駒の名品のほか、マス目が600程もある泰将棋など珍しい展示品が数多く収蔵されており、時間を掛けてじっくり見学してほしいところです。また、資料館の隣には「将棋交流室」が併設されており、「将棋を指してみたい」と思ったら、どなたでも気軽に対局することができます。場所はJR天童駅の1階にあり、無料(1時間)の駐車場もあります。将棋ファンはもちろん、これから将棋を覚えたい方もぜひ一度は訪れてみてください。
[住所]天童市本町1-1-1
[TEL]023-653-1690
[開館時間]9時~18時(入館は17時30分まで)
[休館日]毎月第3月曜日(祝祭日の場合は翌日)年末年始(12/29~1/3)
[入館料]大人320円/高校生・大学生210円/小・中学生100円
おもな展示品 将棋のルーツ/世界の将棋/駒の制作工程/天童と将棋の歴史/駒工人の数々の駒 など