2月23日(土)、福島県福島市パルセ飯坂を会場に「第16回ふくしまボランティアフェスティ
バル」が開催されました。
バル」が開催されました。
分科会Aのシンポジウムは「県外広域避難者の現状と課題そしてこれから」。進行役が「NPO法人ビーンズふくしま」の中鉢博之氏、シンポジストに元「新潟県柏崎市被災者サポートセンターあまやどり」統括訪問支援員の大掛幸夫氏、「鶴岡市社会福祉協議会」避難者支援担当の志賀恭子氏という顔ぶれで、県外避難者の現状と支援の様子、今後の課題等が紹介されました。
柏崎市では、避難者の9割以上が福島県からの避難者、特に原発事故の指定区域避難者が大半を占めており、被災していない市町村や支援団体が、先行き不透明な他県の被災者を支援するという今までにない状況で、「正しい支援とは何か」模索が続いているということでした。山形県においても同様で、そうした県外避難者の苦境について、被災県に留まる人たちはあまり知らないことも多く、このような場で県外避難者への理解と、帰還する避難者をどう迎えるかについても提案がなされました。
「被災地に残る人も、県外に避難した人も『これからの命を守りたい』―その思いを共有して、守るためのそれぞれの努力や不安をねぎらい合えたら、何かが変わってくるのでは」
その意味を考えることから、復興の第一歩が始まる気がしました。(南相馬市S)