今日もいつもと同じ朝を迎え、同じ夜を過ごす。 変わり映えのない毎日。けれど、確実に季節は移り変わっている。 少し目線を広げてみる。高いところから、過去から、未来から、自分の今の立ち位置や、世の中を見つめてみる。少なくとも5年前は、世界的な流行り病はなかったし、大国が戦争へと踏み出すなんて思いもよらなかっただろう。 そう思うと、いつも変わらないように見える朝も夜も、平和である印なのだと、心からありがたく思うものになる。 そうしてもっと深く、様々な出来事や物事に心を寄せてみると、同じような情景など、一つもないことに気付く。似ていても非なるもの。私の肉体の中では、今日も新しい細胞が生まれている。目に見えていなくとも変わっていることはいくつもある。意識をどこに向けていくか、それだけで、人はいかようにも不幸になれるし、幸福にもなれる。自分を幸せへと導くための答えは、すでに自分の中に宿っているよ。
カウンセラー・スピリチュアルケアアドバイザー 志村 友理