フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
野菜ソムリエの「山形の野菜のおはなし」

10月18日(火)に山形市避難者交流支援センター主催により「山形の野菜のおはなし」講座が開催され、講師に野菜ソムリエ上級プロの山口美香さんをお呼びし、野菜の栄養価の知識や、山形県内の伝承野菜などについて話していただきました。野菜ソムリエの資格は初級・中級・上級があり、上級の有資格者は全国で147名、県内では山口さんお1人。山口さんは山形市内で青果店を経営する傍ら、野菜や食育の普及活動に取り組んでいます。

野菜の目標の摂取量は1日350g。緑黄色野菜やその他の野菜など、様々な色味のものを取り入れるこ

とで抵抗力もアップするそうです。また、果物も毎日摂取したい食べ物。目標は200g、リンゴ1個・みかん2個・バナナ2本分程度が目安です。

野菜の栄養分は水に溶けやすく、栄養価をとどめるには「短時間で」「たっぷりのお湯で」ゆで上げるのがコツ。また、冷蔵庫の保存は5日経つと栄養分が7割程度に減少するので、葉物は特に早目に食べた方が良さそうです。

山形の人は塩辛いものを好み、塩分が高目と言われています。野菜に含有しているカリウムは余分な塩分を対外に排出する働きがあるので、高血圧予防のためにも意識して野菜をとってほしいと話されました。

【お問合せ】

山形市避難者交流支援センター

TEL:023-625-2185