3月1日~3日にかけ、東日本大震災や、放射能・核についての6本のドキュメンタリー映画の上映会「東日本大震災復興支援上映プロジェクト 忘れないために1」が開催されました。
作品は、石巻市の小学生の生活を追った「津波のあとの時間割」や「なみのこえ」、チェルノブイリの警戒区域に住む人々の生活を記録した「プリピャチ」、福島県天栄村で無農薬のお米を作る農家の作品「天に栄える村」などのほか、ビキニ水爆実験についての映画や、広島・長崎での二重被爆についての作品など、多様なプログラムが上映されました。
各上映会には監督とのトークショーや座談会も企画され、映画に込めた想いや製作時の苦労などに多くの観客が耳を傾けていました。
映画「津波のあとの時間割」の青池監督は、トークショーで「復興のプロセスの一環は【伝える】という事だと考えている。」とも話されました。
震災に心を寄せるたくさんの観客を動員した今回の映画祭。主催者のNPO法人山形ドキュメンタリー映画祭事務局長の高橋さんは、
「震災から2年。これまでたくさんの想いや作品が生まれてきましたが、あまり注目されず埋もれてしまう作品も中にはあります。複数の作品を一度に上映することで、震災を考える続けること、接点を持ち続けることを『忘れない』でいてほしいという想いのもと、今回の上映会を企画しました。良い作品と、人、監督の想いを出会わせたい。そして今後もこの活動が各地
で広がっていくことを願っています。」と熱く語ってくださいました。
で広がっていくことを願っています。」と熱く語ってくださいました。
今回の上映会は、多くの方々が震災に心を寄せ、【伝える】、【知る】ことで震災と復興にふれる機会となりました。(多田)