8月28日(日)に「映画で男女共同参画を考える会」の主催により、山形市ファーラにてドキュメンタリー映画が上映されました。この映画は、東日本大震災とコロナ禍を、東北の力・文化の力で力強く乗り越えよう、という思いを込めて制作されました。
映画には、2020年~2022年まで、コロナ禍と向き合う東北6県の伝統行事や民俗文化など、岡崎孝監督が足で稼いだ現地取材が99分に収められています。主な訪問先として、奥州市の鹿踊り、湯沢市岩崎地区の人形道祖神「鹿島様」、青森市の三内丸山遺跡、米沢市の上杉神社周辺、相馬野馬追、仮設住宅を活用した陸前高田市の体験館などが紹介されています。
伝統的な民芸品として、「会津の赤べこ」に良い波が永遠に来るという青海波を描いた「青い青べこ」も登場しました。製作者は「震災で被災された方も、自分たちは辛い思いをしたが、これを見て前向きな気持ちになれると感激してくれた」と語りました。
岡崎監督はあいさつで三内丸山遺跡の縄文文化に触れ、「縄文文化は1万年も続いたが、争いのない平和な時代だったと言われている。各地の取材を通して、東北人の平和を希求する心が、震災とコロナ禍を克服する原動力になっていると感じる」と語ってくれました。
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