フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
 こんにちは。初めて投稿します。浪江町から酒田市に避難中の者です。
 酒田市はもともと自分の郷里で、帰省のときにはよく子どもを中町の「にこっと」さんで遊ばせてもらっていました。その縁で、震災後に始まった にこっとさん主催のお茶会にもずっと参加させていただいています。
 お茶会では、主に避難生活の情報交換をしたり、子育てで心配なことなどを話し合ったりしています。未就園児のママたちが多いですが、私のように学齢期の子をもつ人も単独で参加しています。
 震災から2年がたとうとしていて、当時幼稚園だった息子も春には2年生です。お茶会に参加していると、メンバーの子どもたちみんなの成長ぶりに驚かされます。同時に、何事もない時であっても子育てには悩みが多いのに、震災で悩みや不安が増えてしまった親たちの苦労は計り知れないものがあると感じます。
 もし、慣れない酒田の生活で、悩みなどを聞いてほしいとお思いの方は、思いきって参加してみませんか。お茶会は毎月第4月曜の10時に開いています。酒田市社会福祉協議会の職員さんも顔を出してくださるので、支援につながりやすいというメリットもあります。
 うぇるかむを読んでいると、庄内の中でも酒田は支援情報が少ないと感じますが、こういうお茶会の中で少しずつ声を上げていくこともできるのかなと思っています。
 松本友子(浪江町→酒田市)