フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
 震災当時、娘は6才と3才。郡山でのストレスフルな生活から解放され、南陽の生活は震災前の当たり前の日常を取り戻し、当たり前の生活がいかに尊いことか気づかされ、心から笑える生活を取り戻しました。
 でも、精神的にも落ち着いてくると「いつまでここに?」の悩みが頭から離れず、次から次へと問題が待ち受けている状況に辟易する日々。
 そんな日は、公衆浴場へ行って温まり、ほっこりする! こうして当たり前の日常を送れる感謝と、支援してくださる山形の方々の優しさに触れ癒され、なんとかここまで来ました。
 もし自主避難をせずに子どもに健康被害が出てしまっていたら……決断させたのは子どもの笑顔のためでしかありません。この選択が最善なのか解りませんが、避難生活の期限は、4年後の福島の状況をみて出す予定です。それまでは、山形の四季を楽しみながら出会いを大切に生活したいと思います。
 これからも、皆さんよろしくお願いいたします。(郡山市→南陽市 S)