４月１日から成人年齢が18歳に引き下げられました。携帯電話の契約や、クレジットカードやローンを組むこと、アパートを借りるなどの契約を親の同意なしで結ぶことができるようになります。これまで、20歳までは未成年だったため、親の同意なしで結んだ契約は、未成年者取消権によって原則取り消すことができました。しかし、これからは18歳を迎えていれば、高校3年生でも成人なので、契約の主体として扱われることになります。 　今年度からは、高校の授業で金融教育が必修となります。授業だけでなく、ご家庭でも「お金のはなし」をすることをお勧めします。日本人は、子どもにお金の話をすることを良しとしない風潮がありますが、生活する上で必ず必要なお金は、付き合い方を学んでいくことが必要です。これからの時代は、投資などの知識もさらに必要となります。 　成人になることで、親の同意なしにできることが増えます。詐欺にあったり、無理なローンを組むことのないよう、もしも不安な時や、トラブルにあったときはすぐに相談することが必要です。

ファイナンシャルプランナー/心理カウンセラー 庄司 あきこ
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