1月29日(土)に東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)主催により「3.11ユースダイアログ」がオンラインにて開催されました。
「3.11ユースダイアログ」は震災当時、小中高校生だった若者が、自身の経験や感じてきたことを同世代に伝える場として、大学や高校に赴くなどして、2019年から取り組まれてきました。
今回は一般の大人も参加し、若者の震災時の体験談に耳を傾けました。登壇されたのは岩手県出身の大学生と宮城県出身の高校生のお二人です。震災で家族や友人を失った悲しみや、震災によってその後の人生が大きく変わってしまったことなど、身につまされるお話しが続きました。しかし「辛かった時も親友の存在が励みになった」「10年という時間の経過が自分を見つめ直すきっかけになり、人生を前向きにとらえられるようになった」との話に、聞いている方も救われました。現在はそれぞれ、社会福祉士や幼児教育の目標に向かって学業に励んでいるそうです。お二人の未来を応援したいと思います。
また、参加者からは「震災は一括りではない。世代によって経験や感じ方も違う。語り継いでいくことが大事だ」などの感想が語られました。今後もぜひこのような場を継続して欲しいと思います。
フリーペーパー うぇるかむ
「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください。