昨年末、福島に帰省して、お正月を迎えました。
我が家では大みそかに地元の日帰り温泉に出かけ、温泉に浸かって1年の疲れを癒すのが毎年の恒例です。夜はみんなで鍋を囲み、新しい年を迎えのんびりと過ごしました。子どもは久しぶりに会う家族に大喜びです。
福島の街並みも風景も、一見すると震災前と変わりませんが、線量計を向けると目を背けることのできない汚染されたふるさとの現実があります。
新しい年を迎えても、見えない放射能への不安や、抱えている様々な問題は消えてなくなるわけではありません。
今年で震災から2年。本当の意味での復興には、まだまだ時間がかかると思いますが、後ろばかり向いてもいられません。悩みながらも前を向いて進んでいかなければならないと思います。
一日でも早く離れ離れに暮らす家族がひとつになり、みんなが笑顔で安心して暮らせる日が来ることを望み、明るい光が差す日がくることを願っています。(M)