地球に生まれてきた私たちは、よほど勇敢で好奇心に満ち溢れた魂の持ち主なのでしょう。けれど、そんな勇者であっても、悲しみや痛みに打ちのめされることは数知れず。理不尽な世界で頑張って生きているのだもの、できる限り、慈しみ労わる心で自分自身にも接してあげてください。
優しい人ほど、自分はそっちのけで周りの人のために奔走しがちですし、逆に、自分の辛さばかりに思いが向きすぎる人は、他者の痛みに目を向けられず、エゴの塊になってしまう傾向があります。
立場や環境が違っても、それぞれに悲しみや痛みを経験しているはずで、辛さに優劣などありません。ですから、自他を分つことなく、今、困っている人がいたら愛の助け手を差し伸べ、助け合いの連鎖によって、少しずつ優しい世界へと導いていきましょう。
もし、困っている人が自分自身なら、助け手は自らに向け、SOSの手をあげてくださいね。
カウンセラー・スピリチュアルケアアドバイザー 志村 友理