11月27日(土)に山形県コロニー協会の主催により映画「星に語りて」が上映されました。この映画は障がい者を支援する全国組織「きょうされん」の 周年記念として制作され、東日本大震災における障がい者と支援者の物語が描かれています。
東日本大震災では障がい者の死亡率が全住民の2倍であったという報告がありました。映画では、避難をあきらめ自宅に残った人や、避難所から半壊の家に戻った人などが描かれていました。「避難所では障がい者だからといって特別にかまってもらえるわけではない」という言葉が胸を突きました。
被災3県において、支援者が障がい者宅を訪問して安否確認が行われましたが、避難所で障がい者の所在を聞いても「わからない」「いない」と言われ、さらに個人情報保護法が壁となり名簿も入手できないなど把握は困難を極めました。しかしメンバーの献身的な努力により、自治体への協力依頼や開示できる特例などを探し支援に結び付けました。
災害時には避難所や現場の対応で手いっぱいになります。しかし、非常時だからこそ取り残される障がい者がいないよう意識を持つことが大事だと考えさせられました。
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社会福祉法人 山形県コロニー協会TEL:023-641-7335