山形県内の生活支援相談員と双葉町社会福祉協議会の生活支援相談員の情報共有を通じ、生活支援相談員の効果的な支援活動と資質向上を図るため、9月27日(月)に「令和3年度相談員現地視察研修」を開催しました。今回は、新型コロナの感染拡大防止の観点からオンラインでの開催となり、19人が参加しました。
双葉町ではいまだに6,771人の方が避難生活を余儀なくされ、その内訳として福島県内避難者数が4,004人、県外避難者数が2,767人となっています。町の96%が帰宅困難区域とされており、残りの4%は避難指示解除準備区域とされていますが、最近は道路や街並みが整備され、「東日本大震災・原子力災害伝承館」をはじめ、様々な施設や災害復興公営住宅の建設が進められています。まだ多くの町民の方が避難を余儀なくされている中、双葉町社会福祉協議会では避難先社協と連携し避難者の方が安心して生活が送れるよう、支援活動を行っています。
今回の研修会は山形県の生活支援相談員にとって、大変勉強になりました。今後も避難元の関係機関と連携を行い、県内避難者の皆さんが安心して過ごせるよう活動していきたいと思います。(山形県社会福祉協議会)
フリーペーパー うぇるかむ
「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください。