フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください

■山形国際ドキュメンタリー映画祭2021

今年はオンライン開催です!視聴はこちらから→yidff.jp

 1989年の第1回から隔年で10月に開催している山形国際ドキュメンタリー映画祭。今年の第17回目は、オンラインでの配信上映となります。
 今年も東日本大震災特集プログラム「ともにある Cinema with Us」にて、2011年の震災とその後の人々の生き方や暮らしをじっくり見つめた、優れたドキュメンタリー映画を4本ご紹介します。

オンライン開催期間/10月7日(木)〜14日(木)

映画祭の公式ウェブサイト yidff.jp から、オンライン映画祭特設サイトにアクセスいただき、チケット購入ののち作品を見ていただけます。作品詳細、チケット料金、配信スケジュールは今後発表予定です。日時指定配信となりますので、チケットご購入の際は配信スケジュールを必ずご確認ください。

「ともにある Cinema with Us 2021」 上映作品

1.『千古里の空とマドレーヌ』(監督:我妻和樹/112分)
10/10(日) 14:00

(あらすじ) 震災から1年後の宮城県南三陸町。被災した町に残った一軒のペンション。そこで「お菓子で人を笑顔にしたい」と被災から立ち上がりお菓子づくりを再開したひとりのパティシエと、彼の夢に共感し、町の復興を応援しようと集まったボランティアたちとの関わりを追う。

2.『10年後のまなざし』(オムニバス映画 監督:村上浩康、山田徹、我妻和樹、海子揮一/総分数 86分)
10/10(日) 17:00

(あらすじ) 「震災10年という時間について考える機会を作りたい」と「みやぎシネマクラドル」が4人の作り手によるオムニバス映画を制作。大槌町に暮らす義父とのひとときを記録した『冬歩き』、帰還困難区域にある実家への思いを抱えた老母と息子夫婦の物語『あいまいな喪失』、あるボランティア男性の生き様を綴る『微力は無力ではない~ある災害ボランティアの記録』、被災地の人々を見守った「灯台しっくい」の存在を知る『海と石灰』の4作品。

3.『ナオト、いまもひとりっきり2020』(監督:中村真夕/95分)
10/11(月) 15:00

(あらすじ) 原発事故後、全町避難となった福島県富岡町で、捨て置かれた動物たちの世話をしながら一人暮らし続ける松村直登さん。彼の暮らしぶりを記録した『ナオトひとりっきり』(2015)の続編である今作は、2013年以降8年間の国や町の変化と、徐々に数が減っていく動物たち、変わらぬナオトさんと隣人夫婦、そして桜の姿を時の流れに沿って提示していく。

4.『ふるさとに旅する』(オムニバス映画 監督:岩崎孝正/101分)
10/11(月) 18:00

(あらすじ) 2015年より継続して作品を発表している監督のオムニバス3部作。「自然と兆候/4つの詩から」は、オーストリアの映画撮影クルー、そして日本と韓国の二人の写真家が福島を撮るさまを追う。「Memories」は、福島から東京へ移った記憶喪失の男と女の会話。「カツテノミライ」は、かつて公害を被った、水俣、阿賀野、四日市、富山、相馬を旅し、それぞれの土地で仕事に携わる人々に出会う。

他にも「アジア千波万波」部門では、岩手・大船渡に生きる「おんば」たちの詩、言葉を記録した『東北おんばのうたーつなみの浜辺で』(監督:鈴木余位、80分)も配信されます。ぜひチェックしてください!

【映画祭、作品等に関するお問い合わせ】
認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭 事務局
TEL: 023-666-4480 Email: info@yidff.jp

■文部科学省/原子力損害賠償紛争解決センター(ADRセンター)からのお知らせ

「東京電力からの損害賠償に不満がある」、「東京電力へ賠償請求すべき損害がまだある」とお考えの方へ
ADRセンターを利用してみませんか?

ADR(裁判外紛争解決手続)の特徴
○裁判より簡単、手続非公開
○手数料無料(郵送費用、通信費用は自己負担)
○弁護士を立てず個人での申立て可能
○中立・公正な仲介委員が賠償金額をあらためて算定
○2万5千件以上の申立てのうち、約8割で和解成立

~和解事例紹介~避難に伴う賠償の増額〈和解事例1498〉

 福島市から母子が山形県内に避難し、父が福島市内に継続して居住した申立てについて、母の就労不能損害並びに二重生活に伴う生活費増加分、避難雑費、子が幼稚園を転園したことによる保育料の差額全部及び転園先の幼稚園で必要とされたスキーウェア代の一部等が賠償されました。(ホームページでは他の事例も紹介しています。)
●迷っている方、お早目の申立てをお勧めします。

●原発事故から10年たちましたが、これからも申立てを受け付けます。

◇申立てに関する問い合わせ窓口◇

文部科学省原子力損害賠償紛争解決センター 
TEL 0120-377-155(平日午前10時~午後5時)
申立書の書式は、ホームページからダウンロードいただくか、お電話いただければ、郵送いたします。

当時の状況を詳しくお伺いして、丁寧に対応します!
(左から、竹之内室長補佐、豊澤調査官)