フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
山形県社会福祉協議会 復興支援員 山口 大希さん

山形県社会福祉協議会 復興支援員 山口 大希さん

天童市の出身です。県社協に勤務して7年目になります。人材研修部や総務企画部を経て、現在は地域福祉部に所属し、ボランティア業務や復興支援員として避難者支援に携わっています。昨年は令和2年7月豪雨により県内でも被害が発生し、新型コロナ禍の中、災害対応業務を行いました。
私が東日本大震災を経験したのは、東京への大学進学を控えた頃でした。予定された入学式も中止となったことを覚えています。大学ではスポーツや教育について学び、その時の経験は現在の福祉の仕事にも活きる部分が多いと感じています。
学生時代は硬式テニスに打ち込み、現在は母校でコーチとして後輩の育成に携わっています。
震災から10年が経ちましたが、コロナ禍の影響もあり、避難されている方の現状も見えにくくなっていると感じています。このような中でも、山形は地域のつながりや支え合う力は強いと感じています。これからも人の温かさや、食のおいしさなど山形の良いところに触れ、楽しみを持ちながら生活していただきたいと思います。今後も県内の生活支援相談員や支援機関と連携し、住みやすい環境づくりのお役に立ちたいと思っています。