3月26日(金)、毎年恒例の避難者交流イベント「スマイル」を開催しました。コロナ対策を徹底的に行い皆さんに安心して楽しんで頂きました。
初めは「米沢浄水管理センター」に向かいました。米沢浄水管理センターは、米沢市民の生活排水と工場排水を安全な形に処理し最上川に放流する施設です。工場はとても広く、まるで迷路の様でした。普段私たちが使っている水がキレイになるまでの工程は、いろいろな工夫があり、とても興味深かったです。特に、微生物が汚水中の汚れを食べて重くなることで沈み、透明な上澄みが出来る様子には驚きました。また、汚水の泥も最後まで有効に活用し、廃棄物ゼロを目指しているとのことでした。米沢浄水管理センタ―の方のおかげでキレイな川が保たれていることを知りました。
勉強をした後はお待ちかねのランチ。米沢市関根の山の中にある大人気の「大門寿司」へ。このお店は当初から、福島県浪江町からの避難者の支援をしていただいているご主人が経営しているお店です。
店主の計らいで、浪江町の方がよく食べられるという「アンコウのとも和え」や「カ二の味噌汁」を頂き、『久しぶりに食べた』『懐かしい』と皆さん喜ばれました。 最後に、大門寿司より歩いて「普門院」と「羽黒神社」へ行きました。米沢藩の危機を救った上杉鷹山が無二の恩師細井平洲を迎えた銅像を見学し、説法もお聞きしました。 改めて米沢の魅力を発見できる、大満足な一 日となりました。
フリーペーパー うぇるかむ
「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください。