「ゆるし」という言葉には「許し」と「赦し」の２つがあります。この違いを知ることは、恨みや怒りを抱える人、また、罪悪感などを抱える人が癒されるために、とても重要です。
「許し」とは「やっていいよ」という許可を与えること。すでにやってしまったことの場合は事後承諾を与えるということです。
「赦し」とは、許せない行為をした相手を罰したい、裁きたいという感情を手放すこと。怒りや恨み、憎しみなど、自分自身の心を縛る暗い感情を手放すことへと繋がるのです。
赦しは、相手がした行為を「よし」と認めることとは違います。たとえば、虐待や犯罪、戦争などは決して許されるものではありません。ただ、その特定の存在を赦すことにより、新しい関係を作ることや、新しい価値観の中で新しい生き方を作っていくことができるようになるのです。
自らを不幸にする負の感情から自由になることこそが、真の幸せへ導くことに繋がっていくのです。

カウンセラー・スピリチュアルケアアドバイザー 志 村 友 理
ブログ「しあわせこころのつくり方」
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