フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください

今年は東日本大震災から10年ですね。先月の地震にひやっとした方も多いのではないでしょうか。
近年は、全国各地で地震、大雨、大雪、最近だと山火事など様々な災害が増えているように感じます。10年の節目に、今一度災害への備えを見直しましょう。
お金の面では、まずは、現在の1ヶ月、半年、1年の生活費を知っておくことが大切です。いざというときに持ちこたえる「家計の体力」を把握することにつながるからです。
被災すると、収入は減り、支出が増えることが一般的です。生活再建に必用なお金は金額も大きくなります。また、二重生活をおくる可能性も視野に入れておく必用があります。さらに、今回の新型コロナウイルスのような事態も考えると、生活のリスクへの備えとして、緊急予備資金を最低でも月額生活費の3ヶ月分準備しておきたいところです。3ヶ月分が確保できたら、6ヶ月分、1年分と増やしていきましょう。近年は、生活を立て直すのに時間がかかる傾向にあります。2年分確保できたら安心感は大きいですね。もちろん、このお金は、災害や、思いがけない失職、病気のときなどにも使うことができます。
また、ご家族みんなでお金の話や、災害時の知恵を語り継ぐ時間を持つことが大切です。

ファイナンシャルプランナー/心理カウンセラー 庄司 あきこ