朝夕涼しくなり、一気に秋めいてきた県内。10月8日、スポーツの秋を満喫しようと、山形市総合スポーツセンターで「山形市民スポーツフェスタ」が開催されました。
同施設内に開設されている山形市避難者交流支援センターでは、浪江町復興支援員さんによる「浪江町サロン」が併催され、避難所や地元での知り合いなど、顔見知りと再会して話に花が咲いたり、大きくなった子どもの写真を見て目を細めたりする光景が見られました。ご夫婦で来られた方、子連れで来られた方など、用意された席はいつの間にか満席になり、和やかな時間となりました。山形に駐在する復興支援員の方々は、「県内でのイベントに合わせて、これからもこのようなサロンを開いていきたい」と話してくれました。
山形市避難者交流支援センターでは、このイベントに合わせて、七宮史浩さん(福島市出身)と門馬よし彦さん(浪江町出身)が福島の想いを全国に伝えるために結成したユニット「涼風(スズカゼ)」のスペシャルライブを開催。「願い」「心からのYour Song」など、心にしみる歌詞をのせた素敵な歌声を響かせました。
立ち並ぶ飲食ブースには、「浪江焼そば」の移動販売車の姿も。高橋昭太郎さんの作る浪江焼そばを求めて、長蛇の列となりました。ステージではいわき市にあるフラダンス教室の先生方によるが魅惑のフラダンスを披露するなど、山形のスポーツイベントの中で、そこに福島が確かに存在し、融合した1日でした。(海)