フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
願いを込めて 年越し餅つき

 12月27日(日)、NPO法人やまがた絆の架け橋ネットワークが運営する福島こころの公民館fucco(ふっこ)で年越し餅つきが開催されました。例年3月に避難者・帰還者が集まって「頑張れ餅つき」として開催していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮して年末年始に帰省を控える避難者がいることから、少しでも例年通りの年末を味わってほしいと、この時期に変更して開催となりました。
 fuccoの餅つきは、臼と杵を使っての本格餅つきです。fuccoがオープンした頃の餅つきでは、一人で杵を支えられずに大人に支えてもらったり、子ども二人がかりで振り上げていましたが、もうすっかりたくましくなった子ども達。ひとりでもしっかり杵を持てるようになっていました。その姿を見て、「みんな大きくなったね~!」と、大人が時の流れを改めて感じるとともに、子ども達の成長に嬉しくなりました。
 30分ほどでつきあがった餅は、きな粉を絡めてその場で試食します。「のびる~!」「もっちもちだー!」との声が聞こえ、つきたて餅は格別です。当初会食を予定していましたが、会食のリスクを考慮して試食にとどめ、ついた餅は参加者が持ち帰り各家庭で味わいました。来年はぜひまたみんなで賑やかに会食できるようになっていてほしいね!と願いを込めていただきました。
 まだまだこれまでの日常に遠く、制限が多い中での生活が続いていますが、可能な範囲でできることを安全に考慮して開催していく予定です。
年越し餅つき写真
【お問合せ】
福島こころの公民館fucco
TEL:023-674-6013