東日本大震災がおきた平成23年3月11日は、鶴岡市ボランティアセンターの所長として活動をしていました。鶴岡市社会福祉協議会では、3月16日に震災ボランティア登録者の受付業務を開始しました。ボランティアセンターには、自分の使命をまっとうしたいと多くのボランテイア希望者が集まり、当時は薄かった被災地とのつながりも徐々に強くなり、ピーク時には600名を超える鶴岡市民が被災地で活動をしました。中でも、初動時に支援活動に参加したメンバーが自主的に結成した「かたづけ人(びと)」は、被災地での活動はもちろん、鶴岡市の避難者が地元に戻る際に、メンバーが同行し片付け等の手伝いをしました。現在も南三陸町歌津、石巻市湊地区では、現地の方と交流を続けており、だだちゃ豆、新そばなど鶴岡の味覚を届け、17名の「かたづけ人(びと)」が支援活動を行っています。
また、鶴岡市に避難されている方が、少しでも早く安心して生活ができるきっかけになればという想いで、地元の方も交えた編み物教室など様々な活動を行い、お互いの食や文化などの日常会話をしながら交流を楽しみました。
気候の変化もあり近年さまざまな災害が起こっており、平時から危機感を持ち備える事が大切です。東日本大震災の教訓を忘れずに、これからも次の世代に語り継いでいきたいと思います。
【お問い合せ】NPO法人鶴岡災害ボランティアネットワーク TEL:0235―25-6320