フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください

東日本大震災から一年半が過ぎ、避難者の方の移動が見られるようです。
遅々として思うように進まないとはいえ、復興への道をたどる岩手や宮城のかつての生活の場へ戻る人。
原発事故のために戻れない避難指示解除準備区域・居住制限区域・帰還困難区域の方たちであっても、少しでも故郷に近い所で暮らしたいという思いで山形県を去る人。
放射線量が高いと思うものの、震災前と同じ生活を取り戻している福島県内の区域内や、宮城県南部の様子を見て、帰っていく人。
庄内で今後のことをじっくり冷静に考えた上での決定だからなのか、戻る人たちの顔は、どこか晴れ晴れとした表情にも見えます。
一方で、新たに庄内での生活を始める人たちもいます。今まで、迷い、悩み、苦しんできた、その上での決定だからか、やっぱり新たな庄内での暮らしを晴れ晴れとした表情で始めているように見えます。
見送るにしても、迎えるにしても、応援している庄内の人はたくさんいます。(鶴岡市K)