酒田市の中通り商店街では、1967年の酒田大火をきっかけに、災害時に全国の商店街が助け合う「ぼうさい朝市ネットワーク」に2008年に参加しました。東日本大震災後は、ネットワークに参加していた南三陸町に支援物資を届け、2011年4月から始まった南三陸町福興市では、芋煮カレーうどんや孟宗汁、玉こんにゃくなどを提供して、売上の一部を寄付しています。
また、2016年から「酒田着物プロジェクト」を立ち上げ、着物を通じた支援を始めました。寄付してもらった着物を販売して、売上金を南三陸町に寄付しています。このプロジェクトは新聞やラジオなどですぐに情報が広まり、4年間で250万円を寄付することができました。みなさんの温かい気持ちに感謝しております。
3月には、かまぼこ、海苔、めかぶなどの南三陸町の特産品を販売する「南三陸おいしいものフェア」を開催しています。毎回大好評で、立ち寄った方は被災地を思い起こすきっかけになり、商品を説明する事で、被災地の今を伝えることができます。
機会があれば、山形県に避難しているみなさんの故郷の話をぜひお聞きしたいです。そして山形県の良さも教えて下さい。みなさんは私たちが気づかない事を教えてくれる最高のアドバイザーです。
現在、福興市と着物プロジェクトは、新型コロナウイルス感染症の影響で中止していますが、今後再開する予定です。
これからも震災を忘れないように地元と被災地をつないでいきます。
【お問い合せ】仏壇のさとう TEL:0234-22-3736