厳しい残暑が続く8月26日(水)、大石田町で米粉パンを販売している「あおいそら」さんにおじゃましました。オーナーの鮎川さんは、東日本大震災後に飯舘村から、大石田町に避難し、米粉パンのお店をオープンして6年目になります。現在は3人の子育てとお店を両立しながら忙しい日々を送っています。
「あおいそら」では、米粉を身近に食べてほしいという想いで、安全な食材にこだわって作っています。店内一番人気のクリームパンは、中に入っているクリームにも米粉を使用しています。いただくとふんわりもっちりとした食感にやさしい味がしました。お値段も安くお財布に優しいお店です。天井と電球の傘には、店名と同じ「あおいそら」が描いてあり、店内は清潔感と開放感にあふれていました。
7月の記録的豪雨の時は、すぐ近くにある最上川が氾濫し、大石田町では断水のためお店の休業を余儀なくされました。避難勧告が出された夜は、家族全員自宅で不安な一夜を明かしましたが、幸いにも自宅の浸水は免れました。
昨年から、飯舘村の役場、保育園、道の駅でパンを販売しており、飯舘村のみなさんにもお届けできるようになりました。
鮎川さんは、「震災からまもなく10年を迎え、ようやくここまでの道のりを歩いてきました。いつも前向きに、家族が幸せに暮らせる事が一番です。」と話していました。
前日までにご依頼をいただければパンのお取り置きも承っております。お電話にてお気軽にお問い合わせください。
【お問合せ】
住所:北村山郡大石田町横山748 TEL:0237-53-6251
営業時間 :9:30~16:00 定休日 日曜日・月曜日