山形県男女共同参画センター「チェリア」で、「元気でいてケロ」タオル人形が誕生し、現在広がりをみせている。
「何か私たちにできることは」と話し合い、有志が集まって考案された「元気でいてケロ」タオル人形。企画が決まると、メンバーの一人が早速試作品とレシピを作った。タオルは、チェリアのスタッフを中心に製作されている。「チェリアDEカフェ」の実行委員も協力し今まで10人程度が製作に携わったという。作られたタオルは次々にもらい手が現れ、無料でプレゼントしている。「どんどん欲しい、持ち帰りたいという人が増えて、みんなで集まって作っています」と職員の方々はほほ笑んだ。
「山形に住む私たちに出来ることは本当に僅かしかないし、被災されて大変な思いをされている方々に、これ以上『頑張って』とは言えない。健康に気をつけて、元気でいて欲しい。そんな思いが込められています。」と向出館長は話す。また、家族と離れて暮らしている方も多いため、このタオルを作って家族に手渡し、心の絆を深めてほしいという目的もあるそうだ。
チェリアでは、タオルの作り方を書いたレシピを用意し、チェリア認定ファシリテーターによる作り方の指導が受けられる出張講座の依頼を受け付けている。「元気でいてケロ」タオル人形の製作は比較的簡単で、30分程度で完成できる。自宅に材料を持ち帰って作ったり、お茶飲みがてら集まって、みんなで作ったりすることができる。あなただけの「オリジナルケロちゃん」を作ってみてはいかがだろうか。
<お問い合わせ>
山形県男女共同参画センター「チェリア」
(山形市緑町1丁目2番36号)
電話は023‐629‐7751
フリーペーパー うぇるかむ
「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください。