フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
つながる、つづける うけいれ全国発足

9月4日(火)、「311受入全国協議会」(略称・うけいれ全国)発足の記者会見が開かれました。
この組織は、全国において福島県の人々のための保養企画を運営している団体や、移住受入の支援をしている団体によって構成されるもので、20団体で始めています。時間が経つほど見えづらくなりがちな、福島の人達の本当のニーズをくみ取り、変化に応じた支援を目指して協議していく事や、こういった支援者の取り組みそのものが持続できるように考えることが、この協議会の主なテーマです。

主な活動は、
① 連絡会MLによる受け入れ情報の共有
と相談のマッチング
② 保養データベースの一元化と運用

③ 保養キャンプの促進、質の向上
④ 被災地域・避難先地域での相談活
動の展開
の4つです。協議会には3人の共同代表がおり、そのうち1人は山形県から毎週末山形の代表が就任しました。山形から代表が出たのは、この場所が、福島県の人々の隠れたニーズを、震災から1年半以上経った現在も、依然として明確に可視化する稀有な土地だからです。
この場所、山形から見えるものを全国の仲間に発信し、また時として全国の力を山形に結集する必要性も念頭においています。福島県内において、疎開したいのにどうしてもできない人たちや、疎開先から様々な事情で福島に戻らなければならない人たち、多種多様な状況の人に寄り添うために、一時保養企画の充実が急務であると捉え、本気で繋がり、取り組み続ける決意をした組織が、結成されました。(佐藤)

■311受入全国協議会
http://www.311ukeire.net/