平成28年度避難者アンケート調査の結果について【概要】
 


詳しい内容は山形県のサイトにて
県内に避難されている方へのアンケート調査について
http://www.pref.yamagata.jp/ou/kankyoenergy/020072/fukkou/anketo/hinansya_enquete.html


1  調査対象等
(1) 東日本大震災により山形県内に避難されている1,083世帯
(2) 調査方法:郵送によるアンケート調査
(3) 調査期間:平成28年8月下旬~9月中旬
(4) 集 計 数:342件(H27:445件)
(5) 回 収 率:31.6%(H27:34.5%)

2  調査結果のポイント
(1)家族状況は、「母子のみ避難」が前年の約3割から約2.5割となり、割合は年々低下

(2)山形での生活について、困っていること・不安なことは、「生活資金」が最多。
 ・困っていること・不安なことは、①「生活資金(64.6%)」、②「住まい(52.6%)」の順。対前年比では、「生活資金」が-1.7ポイント、「住まい」が+2.7ポイント。
 ・生活資金の収入源については、①「避難者の給料や賃金(58.5%)」、②「貯金(35.4%)」、③「避難元の家族の給料や仕送り(26.6%)」、④「年金(23.4%)」の順。

(3)今後の生活の予定については、「もうしばらく山形県で生活したい」が約4割で最多、「山形県に定住したい」が約3割で、合計、約7割の方が山形県に留まりたい意向
・今後の予定については、①「もうしばらく山形県で生活したい(41.8%)」、②「山形県に定住したい(27.2%)」、③「避難元の県に戻って生活したい(13.5%)」、④「どこで生活するか未定(13.7%)」の順。
 ・避難期間の見通しは、「子供の入学、入園や卒業、卒園まで(25.4%)」が最多。
 ・避難元の県へ帰還する場合に心配なことは、①「放射線の影響のこと(53.8%)」、②「生活資金のこと(41.5%)」、③「仕事のこと(39.8%)」の順。

(4)住民票の異動については、「全員が移した」が約4割、「一部移した」が1割弱
 ・住民票を移した理由は、①「入園・入学や就職をきっかけに(49.1%)」、②「定住を決めたため(18.0%)」、③「住宅、自動車等の財産取得をきっかけに(6.0%)」の順。
 ・住民票を移していない理由は、①「いずれ避難元の県に戻って生活するため(26.5%)」、②「生活上支障がないから(23.5%)」の順。

(5)8割弱の避難者が心身に何らかの不調
 ・心身の不調が「特にない」方は24.0%で、8割弱の方は心身に何らかの不調を抱えている。
 ・①「疲れやすく体がだるい(37.7%)」が最多で、以下、②「イライラする(33.0%)」、③「よく眠れない(26.0%)」④「孤独を感じる(24.3%)」と心の不調に関する項目が続く。

(6)県、市町村、ボランティア団体等による避難者支援は、約9割が評価
    ・今後、県内で期待する支援は、「住宅に関すること(52.3%)」が最多。