Special Interview:山形市 佐藤 真美 さん
宙を奏でる点描曼荼羅画プラクティショナー 
パステル和(NAGOMI)アート インストラクター

山形市 佐藤 真美  さん 

Special Interview

Q 震災の時はどこで過ごしていましたか?

 福島市出身です。地震が起こった時は、外にいる時でした。数日後にテレビで原発が爆発するのを見たのを覚えています。当時、原発については何の知識もなくて、子どもと給水に行ったり、買い物へ行ったりしました。
 今思うと、外に子どもを出さなければ良かった、と後悔があります。その年は夏場でも長袖にマスクをしなければならなくて、子どもたちに「なんで外で遊べないの?」と泣かれてしまったのをきっかけに、山形への避難を考えました。震災から1年が経った頃に下の子ども2人と私で母子避難をし、息子は、中学卒業まで待って、その後山形の高校に進学しました。

Q  パステル画、点描曼荼羅を始めたきっかけは何ですか?

 福島にいるころから、大きなものを作るよりも、目の前のちょっとした材料で小さな物を自分で作るのが好きで、羊毛フェルトで小物などを作って、福島のマルシェで販売する事もありました。作ったものを喜んでもらえるのが、とても嬉しいです。
 山形に来て1年くらい経ったころにパステル画を習い始めました。同じころに一緒に習ったお母さん達もいて、みんなで描いた作品を山形や福島で展示する機会にも恵まれました。想いを言葉にするのは大変だけど、それを絵に描いて発信できる事がすごく嬉しいです。
 点描曼荼羅は、描くこと自体が自律神経にも良いみたいで、無心に点を描いていると心も落ち着いてきます。
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Q 今後はどんな事をしていきたいですか?

 山形に来てから、次年子で味噌甕を作ってみたり、大石田で箒を自分で作ってみたり、色んな事にチャレンジしています。大人になると人から褒められる機会が少なくなるけど、色んな事にチャレンジしていると「上手だね」と褒められる事もあって、面白いです。
 ご縁があって通うようになった山形市内の『こばし』というお店でフリースペースがあるので、暖かくなったら、その場所で色んなワークショップをしてみたいです。人に教えると、反対に自分が教わることも多くて、とても楽しいです。点描曼荼羅やパステルの良さを、色んな人に伝えられたらと思っています。
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避難者の方へのメッセージ

 私は夫の実家が山形にあって、全く見知らぬ土地に来たわけではなかったので、自主避難者であっても自分が避難者というより、「サポート側で何かできれば」という想いがありました。
 支援団体が開いてくれる食事会を手伝ったり、子どもたちに読み聞かせをしたり、出来る事があれば色んな活動をしたいです。山形に避難したからこその出会いがたくさんありました。今はかけがえのない絆になりました。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
 心配な事、困っている事があったら、言葉に出して人に頼っても良いと思います。私も一人で考え込まず、前に進んでいきたいと思います。

佐藤さんの羊毛フェルト作品・点描曼荼羅アート・パステル画ポストカードは『こばし』さんで販売しています。ぜひご覧ください♪

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『こばし』~「やまがた発」手作り・いいものセレクトショップ
住所:〒990-0055山形市相生町3-15
TEL:080-5557-0584 FAX:023-632-9103
定休日:水・土・日

 
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