Special Interview ORGANIC STANDARDはしもと農園 橋本 光弘さん ・彩子さん
大江町 ORGANIC STANDARDはしもと農園
橋 本  光 弘  さん ・彩 子  さん
 
 
Q 震災前・震災時はどこで過ごしていましたか?
 
(光弘さん)郡山市出身です。有機農業をしたいと思って2月に会社員をやめ、3月11日は家で当時2歳の長女、7か月の長男と昼寝をしている時に地震に遭いました。当時は農業の準備を始めていて、両親からは避難する事を反対されましたが、子どもを外で遊ばせることができない状況だったこともあり、2011年5月に避難する事を決めました。
 
(彩子さん)当時は「影響はない」というテレビとは裏腹に、インターネット上では「危険だ」という情報が行き交って、どうしていいのか分からなくなりました。避難するなら農業支援もしている場所がないか探していたら、京都府京丹後市で受け入れ先を見つけました。京丹後市では避難者は一人もいない環境でしたが、町の人がとても優しくしてくれました。先の事が見えなくて苦しい時間もあったけど、農業の事を教わりながら約2年を過ごしました。
 
 
Q 農園をはじめたきっかけは?
 
(彩子さん)京丹後市に避難中は、頑張っても年に1度程度しか福島に帰省する事ができませんでした。帰省して娘がおじいちゃん達に会う時に、お互い泣きながら抱き合っているのを見て、「こんなに遠くにいてはダメだ」と思いました。できたら実家にすぐ帰れる場所に住みたいと思い、福島の近くで新規就農支援をしているところを探していたら、山形県大江町で支援をしていると知り、2013年2月に下見をして、3月に移住を決めました。大江町で有機農業をしている方と知り合えたのも、移住を決めた大きなきっかけです。
 その後、有機農業の勉強や研修を重ね、2014年4月に農薬や化学肥料を使わない「はしもと農園」を始めました。
 
Q 農園をはじめてみてどうですか?
 
(光弘さん)農薬を使わないので、田んぼの草取りなどは大変ですが、自作の草取り機械を作ってみたり、楽しみながら試行錯誤を続けています。土から生まれ、土に還るものを作っていきたいです。
(彩子さん)大きな宣伝はしていませんが、有機農業をしている方からお客さんを紹介してもらったり、他にも徐々に顧客が増えています。二人でできる範囲で、頑張っていこうと思います。
 
避難している方へのメッセージ
 
(光弘さん)人間の世界だけを見ていると、政治や経済など、不安になるものばかりだけど、宇宙の仕組みで動いている自然と多く触れ合うと、自分たちがちっぽけに見えるし、救われる事も沢山あります。社会の事だけにとらわれず、新しい事や、やってみたい事を始めるのも良いと思います。明日終るかもしれない人生の一日一日を、大切にしていきたいです。
 
(彩子さん)好きな事をして、前向きに生きていくと良い結果がやってくる様な気がします。相談できる相手はとても大事。夫婦の間では同じ意見でいられるよう、たくさん話し合いをしました。自然の中にいるだけで癒される事も多いと思います。悩んでいる人は、どうぞ畑に訪ねて来てください。
 

 
はしもと農園
山形県西村山郡大江町三郷丙404
TEL: 090-1308-7060(彩子)
☆玄米2,000円/5kg~(精米料・送料別) 
 旬の野菜セット1,000円(送料別) 
お米・野菜ともに農薬・化学肥料不使用。
月曜日・木曜日に収穫してお届けしています。
山形市・山辺町・中山町・寒河江市など配達もしています。直接の配達はご相談ください。
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