Special Interview(1) 塩川嘉徳さん・千夏さん
山形県長井市
Dining cafe-barアトリエ・パッション
塩川 嘉徳 さん ・ 千夏 さん








 


 
Q 震災前、震災の時はどこで、どう過ごしていましたか?
【嘉徳さん】 実家は山形県小国町です。仙台で料理の勉強をしていた時に仙台市出身の妻と知り合い、その後友人がいる福島県相馬市でダイニングカフェ「パラディ・グルマン(食通の楽園)」をオープン。12~13年間お店を続けていました。
 震災時も、卒業式シーズンで予約があり、お店にいる時に地震がありました。
 
Q 震災後、どんな経緯で今の場所にきましたか?
【千夏さん】 津波は免れましたが地震でお店の外壁が壊れ、夫の実家の小国町にしばらく避難する事になりました。その後、相馬市に残したお店を立て直すか迷いましたが、子どもが当時2歳だった事もあり、放射能の影響や子育て環境も考えて、山形県長井市に移る事に決めました。
 
Q お店をオープンしたきっかけは?
【千夏さん】 長井市に移り住んだ後は、夫は地元の仕事につき、すぐにまたお店を開くことは考えていませんでした。
【嘉徳さん】  市内に空ガレージがある事を知り、「手をかけて直したら面白そうだな」と思ったのがお店を開くきっかけです。
 外で働くより子どもと一緒に過ごす時間が増える事や、子どもに親が前を向いて頑張る姿を見せておきたい、という気持ちもあってお店の再開を決めました。
 
Q お店の特徴は?
【嘉徳さん】 店名「アトリエ・パッション(工房・情熱)」は、情熱をもって取り組んでいきたいという想いを込めました。外見はガレージですが、店内はゆったりと落ち着いて過ごせる場所づくりをしています。お店の外見と店内雰囲気のギャップに驚く方も多いです。お店はこれからも自分で手を加えていきたいです。
【千夏さん】 お客様にとって、憩いの場、癒しの場になれれば嬉しいです。
 
Q おすすめのメニューは?
【嘉徳さん】 肉料理、魚料理、 なんでも得意です。
【千夏さん】 手作りデミグラスソースのオムライスがおすすめです!
 
Q 同じ避難者の人へ、メッセージはありますか?
【千夏さん】 同じ避難者で、お店を利用してくれる方がいて嬉しいです。同じ境遇だからこそ話せることがあるし、「避難者」といっても普段見た目では分からない。だからこそ、つながりは必要だと思います。きっと皆さん色んな形で頑張っていると思います。「一人じゃないから、つながり合って、一緒に前を向いて頑張っていきましょう」と伝えたいです。
【嘉徳さん】 震災ほどに大変なこと、最悪の状況は、きっともう起こらない。お店を再開することで、前を向いて進んでいる姿を発信していきたいと思っています。
 
《Dining cafe-barアトリエ・パッション》
営業時間:
11:30~14:30(ラストオーダー14:00)
17:30~22:30(ラストオーダー22:00)
定休日:火曜日 全32席
住所:〒993-0011 長井市館町北6-14  
TEL/FAX:0238-84-2125


 
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